居住中のマンションを上手に売却する方法

2020年の東京オリンピックによって値を上げている日本のマンション。この時期に売却しようと考える人も多いことでしょう。

そんな中、多くの人が居住中にマンションの売却を進めることが出来るのか不安に思っているようです。

では住みながら売却が出来るのか、注意すべきことはあるのか、上手に売却するために大切なポイントをご紹介しましょう。

【目 次】
  1. 居住中のマンションを売却することは可能か?
  2. 居住中のマンションを上手に売却するときの注意点
  3. 居住中のマンションを上手に売却する為に必要なこと
  4. 居住中のマンションを上手に売却するには、内覧が重要!
  5. 居住中のマンションを上手に売却するまとめ

居住中のマンションを売却することは可能か?

まず居住しながらマンションの売却が出来るのかと言う点ですが、結論としては可能です。

マンション売却者の多くは『住み替え(買い換え)』です。そしてその多くが住宅ローンの残債があるために、売却金を住宅ローン返済に充てることになるでしょう。

そうなると居住中の売却活動は避けることが出来ないのです。

中古マンショを売却する時には居住中のまま行われるケースがほとんどです。また空室にしたからといって高く売れるとは限りませんので安心して下さい。

居住中のマンションを上手に売却するときの注意点

居住しながらマンション売却を進めることが出来るとわかったところで、居住中の売却と空き屋にしてから売却するのはどちらがいいのか見ていきましょう。

居住中のマンションの売却のメリット

① 内覧者にイメージを持ってもらいやすい

マンション購入者にとって、決め手となるのは『住むことをイメージできるか』という点です。

住みながらの売却活動であれば、家具はもちろん生活感も感じることが出来るので自身の新しい生活を簡単にイメージすることが出来るでしょう。

② 資金計画が立てやすくなる

住み替えを予定している場合、売却で得た資金を新たな住まいの購入費用に回すことが出来るので金銭的負担が少なくなります。

安心して住み替えを計画することが可能です。

③ 内覧の立ち会いのたびにマンションに戻る必要がない

居住しているので内覧の予定が入るたびにマンションに戻る手間が不要です。

仮にマンションが遠方にあった場合など、戻る際の費用や労力は階数が増えるほど負担になります。

また鍵を不動産会社に預ける必要もないのでセキュリティ面の不安もありません。

居住中のマンションの売却のデメリット

① 住み替え先を急いでいる人の購入対象になりにくい

居住中の物件は、売り主の引っ越し作業も考えると、購入してからすぐに入居できない為、住まいを急いで探している人には不向きな物件です。

特に年度末は急な転勤など急ぎで住居を探している人も多いため、購入物件の対象にならない場合もあります。

② 内覧のための準備が必要

マンションに住みながらの内覧になるので、片付けや掃除など事前準備が必要になります。内覧予定が入るたびに掃除をしなくてはならないので少々面倒でもあります・

③ 内覧が家族のストレスになる

購入者が決まるまで、何組かの購入希望者が内覧に来ます。その都度片付けが必要になるのでストレスを感じる人もいるでしょう。

知らない人が家中を見て回るのですから仕方のないことです。掃除の手間を考えて、複数組の内覧が決まっている場合には日時をまとめて設定した方が良いでしょう。

空き屋にして売却するメリット

① リフォーム後のイメージを持ちやすい

空き屋で売り出す場合、内覧者は居住者に遠慮することなく隅々まで内覧することが出来ます。

リフォームを考えている購入希望者にとっては内装や家具配置のイメージを持ちやすくなります。

② 内覧のストレスがない

売り主は既に退去済みなので、内覧のための清掃や片付けを毎回しなくて済むのでストレスを感じることがありません。

また内覧者も所有者に気を使わずに隅々見ることが出来ます。

③ 急ぎで物件を探している人にも対応可能

すぐに入居したいという人が現れた場合、即決してもらえる可能性があります。タイミングが合えばすぐに購入希望者が現れるケースもあることでしょう。

空き屋にして売却するデメリット

① 物件のアピールは不動産会社任せになる

居住中で売却活動をする場合、内覧の際に入居者目線で購入希望者に物件のアピールをすることが可能です。

しかし空き屋にした場合には、不動産会社に鍵を預けて内覧を進めてもらうため購入希望者と会うことがほとんどありません。

② 生活をイメージしづらい

家具など一切置いていないと、実際に生活するイメージを持ちにくい傾向になります。

居住中のマンションを上手に売却する為に必要なこと

居住中のマンションの売却はメリットも多くあることがわかりました。

では入居中のマンションを上手に売却するためには準備すべきこと、注意すべきことをご紹介します。

とても大切!!内覧前

購入希望者が不動産会社を通して、内覧希望を出してきます。

購入希望者も居住中と言うことはわかっていても、新築物件と同様に細かい部分までチェックしたいと考えていることでしょう。

リフォームをする必要はありませんが、出来る限りの準備をしましょう。

① 不要品を捨てる

掃除に入る前に不要品を捨てて下さい。先々引っ越しするときに行う作業ですので、それを少し前にすると思って頂ければいいと思います。

物が減ると掃除もしやすくなりますので、部屋の中をスッキリとさせましょう。

② 掃除を開始

ではどこからスタートするかというと、最初に目に入る玄関です。第一印象は玄関から始まりますので下足棚の中まで綺麗にしましょう。

普通のお客様では見ない場所を内覧者は見ます。靴の収納はどれくらい出来るのか、玄関の広さはどれくらいなのかと注意深く確認しますのでしっかり清掃しましょう。

また下足棚は臭いにも配慮が必要です。靴の臭いがしそうなときは、消臭剤を置いて、内覧希望者が開けたときに不快に思わないように十分注意して下さい。

③ スリッパを用意する

内覧希望者と、不動産会社用にスリッパを用意して下さい。

モデルルームにスリッパが用意されているように、居住中のマンションでもスリッパを出された方が、内覧希望者の印象が良いです。

内覧者の人数が急遽増える場合もありますので、多めに用意しておきましょう。

④ カーテンは開けておく

カーテンはあらかじめ全開しておく方が好印象です。その為レースのカーテンが汚れていないかチェックしましょう。

⑤ 水廻りの清掃は入念に

キッチン・トイレ・洗面所・浴室の清掃は特に入念に行って下さい。カビや水垢、油汚れはお部屋の印象を悪くします。

排水溝の臭いも含めて十分に清掃をして下さい。自身ではやりきれないほど汚れている場合には、プロのハウスクリーニング業者に依頼しても良いでしょう。

⑥ 見られたら嫌なものは、家具にしまおう

マンション購入希望者の内覧は、ある程度プライベートな部分まで見せることになります。

それでも見せたくないものは、備え付けでない家具にしまいましょう。

マンションと共に引き渡す家具は、内覧される可能性がありますのでそれ以外の家具にしまえば見られることはありません。

⑦ インテリアに自信がない方は・・・。

部屋のインテリアに自信がなく、どうしたらいいのかわからないと言う方もいらっしゃることでしょう。

その場合には『ホームステージング』というサービスがあります。売り出す際に、インテリアコーディネーターによってモデルルームのような演出を行うことです。

海外では歴史も長く、売却時のホームステージングは当たり前のこととなっています。日本ではまだ普及していませんが、少しでも高く売却する為には有効な方法と言えます。

とても大切!!内覧当日

いよいよ内覧当日です。内覧の立ち会いに関しては、1人で行われた方が良いでしょう。その理由は後ほどご説明しますが、出来れば奥様1人で立ち会う方が良いと考えられています。

① カーテンを空けて、全ての照明をつける

日中でもカーテンを開けて、照明をつけておくと明るい印象になります。

② 空気の入れ換えを行う

購入希望者が気持ちよく内覧できるように、空気の入れ換えをしておいて下さい。

③ 内覧者の質問に答えられるようにする

内覧の際によく聞かれるのが、下記になります。その回答を事前に準備しておきましょう

  • 売却する理由
  • 近隣の学校やスーパーなどの情報
  • 上下左右の住人の雰囲気

特に売却理由に関しては一番気にされるところです。

『何か嫌な部分があって売却しようとしているのではないか』と心配されている場合があります。

子供の成長や職場の変更等で売却を決めた場合には変に隠す必要はありませんが、マンションに不満があって売却する場合にはうっかり本音が出ないように注意しましょう。

④ 内覧者が遅刻したら

もしも内覧希望者が遅刻してきたとしても、寛容にして下さい。『好きなだけ見て下さい』という気持ちを持って受け入れて下さい。

内覧時、決めごとはなるべくしない

先ほど奥様が1人で立ち会う方が良いとご紹介しましたが、その理由は即回答できないことを先送りに出来るからです。

例えば、内覧している最中に『このエアコンも残していってもらえませんか』等と聞かれる場合があります。

家族全員で立ち会いをしているとその場で回答しなくてはなりませんが、奥様1人の場合には、『主人と相談しないとわからないので、確認でき次第お返事致します』と回答することが容易になるのです。

内覧は購入希望者との駆け引きの場でもあります。買って欲しい気持ちがあるので、ついつい聞かれると了承してしまいがちですが、後になって後悔することもありますので内覧の際には極力決めごとはしないで下さい。

契約にならなかったときは理由を確認

内覧をしても売れなかった場合には、不動産会社を通じて『何故購入に至らなかったのか』確認してもらうようにしましょう・『間取りが希望ではない』『眺望が悪い』などであれば売り主は対応しきれませんが、『狭く感じた』『暗い印象』などの理由であれば改善の余地があります。

家具のレイアウトを変えたり、照明を明るい物に変えるなどして改善しましょう。

気に入ってもらえず、残念と済ませてはいけません。不動産会社に相談し、改善点を見いだすようにしましょう。

居住中のマンションを上手に売却するには、内覧が重要!

内覧を成功させるには、事前準備と当日の戦略が鍵を握ると言うことがおわかりかと思います。居住中だからこそ、内覧は自信で出来る唯一の売却活動なのです。

内覧はどこまで見せる必要がるのか

基本的には『全部』と思って下さい。クローゼットの中や押し入れキッチンの収納部分など全ての場所を見せると思って準備して下さい。

これから内覧者はそこに住んで生活をするわけです。どれくらいの奥行きの収納があって、自信のお持ちのお皿が入るかも気になるところでしょう。

もちろん、内覧当日に断ることも可能です。でも断られてばかりで、先々の生活を想像できなければ購入の契約には至りません。

その点を十分に考えて全てを見せる覚悟でいて下さい。

近年の内覧の傾向

近年、内覧は2回~3回行うケースが多くなってきています。1回目は自身で内覧確認をします。2回目は家族を同伴して内覧します。

そして最後に専門家(建築士など)を呼んで、インスペクションをしてから決定するケースが多くなってきています。

インスペクションとは、住宅診断士が建物のコンディション(不良箇所・劣化状況)などを目視や触診などで確認し、今後想定されるトラブルを未然に防ぐサービスです。

このようなサービスを利用して、購入希望者は高い買い物をするのです。所有者も購入希望者にマンションを気に入ってもらえるよう出来る限りのことをしましょう。

居住中のマンションを上手に売却するまとめ

居住中のマンション売却は、内覧さえ成功できればそう難しくはありません。

住みながら知らない人が部屋中を見て回るのは、気持ちのいいものではありません少しでも高額に早く売却する為には内覧は避けることが出来ません。

またせっかく大切に住んできたマイホームを、気に入って住んでもらいたいという願いもあることでしょう。

売り主側も大切なマンションを大事に住んで下さいと言う気持ちを持っていれば、内覧も成功するはずです。

その為にポイントを押さえて、居住中のマンションの売却を是非成功させましょう

サブコンテンツ

このページの先頭へ