空き家になった実家などの持ち家を高く売る方法

近年空き家が増えているのをご存じですか?実はこれは社会問題になりつつ有り、2030年には3棟のうち1棟は空き家になってしまうと言われています。

この問題には住宅が高く売れないという現実問題が反映されていると言われています。
逆を言ってしまえば、少しでも高く売れれば売り主は売却したいのです。

日本の空き家事情について調べると共に、少しでも持ち家を高く売る方法についてご紹介したいと思います。

何故こんなに空き家が増えてしまったのか

総務省の調べによると空き家は年々増え続けています。昭和38年に当時2.5%だった空き家件数は、平成25年度には13%を超える結果となっています。

そして2033年には30%以上の家が空き家になってしまうと予測されているのです。その理由としては下記の4点の理由が考えられます。

① 高齢者社会による要因

高齢者が増え、住宅をそのままにして老人ホームに入居したり亡くなってしまうケースが多いために空き家が増加します。

65才以上の高齢者世帯は、平成7年には10%でしたが、平成25年には23.2%に達しています。この高齢化社会問題が空き家が増えている一番の原因と言えるでしょう。

② 固定資産税を考えて建物を解体しない

建物がない土地は、建物が建っている土地に比べて固定資産税を4.2倍多く支払う必要性があります。

お金をかけて解体をしても、税金が上がってしまっては解体する人はほぼいないことでしょう。

また現在の建築基準法以前に建てられている場合、再建築が認められないケースがあります。その場合再建築が出来ないので、解体をせずに現在の建物の状態でいることが多いようです。

③ 人口の減少

日本の世帯数は現在増加しています。しかし一家族の人数が少なくなったために世帯数が増加しているので、実際の人口は減っているのです。

今は増えているように見える世帯数ですが、人口が減っていると言うことは先々世帯数も減少し始めることでしょう。そのために新築物件が増え続けても、住む人は増えていかないのです。

④ 晩婚化

近年問題になっている晩婚化です。晩婚化の為に③の人口減少の原因を生み出していると言われています。

昭和55年には女性の初婚は25.2才で第一子の出産は26.4才でした。しかし平成22年の女性の初婚は28.8才。また第一子出産は29.9才になったのです。

30年の間に初婚は3年も後になり、同じく出産も3年後になりました。その為に女性が出産できる期間も短くなってしまったために子どもの数も減ってきていると言えるでしょう。

現在では7組に1組が不妊治療をしているというほど子どもが出来にくくなっており、これも空き家を増やしている原因と言えます。

空き家にしておくと危険がいっぱい

では空き家を放置しておくとどんな危険性があるのかにも触れていきたいと思います。家は人が住まなくなってしまうと、一気に老朽化していきます。

自然に朽ち果てていく物ではなく、人工物が残るのです。また年数が経っていくと、次第に傾き始め倒壊の危険性が出てきます。

害獣や害虫の住み家になり、次第に拡散していくのです。庭の草木は雑木林のようになり、虫も多く発生します。

最近頻繁に起こる異常気象による集中豪雨や突風で被害を受けても放置されてしまうので不衛生でかつ危険物へと変貌していきます。

また空き家は犯罪の増加にも繋がります。不法侵入や不法投棄はもちろん、死角になった空き家内部で犯罪が発生することも少なくありません。

性犯罪や薬など、周辺の治安も悪化していく恐れがあります。

そして忘れてならないのが放火です。放火魔は連続して放火する傾向にあり、空き家の多い地域はターゲットになりやすいと言われています。

日本の住宅事情では近隣への影響を避けられないので、空き家の増加は身の安全も脅かす危険な物であることは間違いありません。

早めに査定してもらおう

上記を見てもわかるとおり、とにかく空き家を放置することは危険だと言うことがわかると思います。すでに実家を相続したり、空き家をお持ちの人は家が傷む前に早めに査定に出して下さい。

現状で売却をすれば、不動産業者がリフォームやリノベーションをして生まれ変わる可能性があります。

現状仲介で売却した場合、どれくらいの価格になるのか、近隣で売却実績があるのか等も含めて調べておくと良いでしょう。

自宅から離れている場合、なかなか査定をしづらいところはあるかも知れません。

しかし老朽化してしまっては売りたいときに売れなくなる可能性が高くなります。売却できずに困る前に、物件を知ることが何よりも大切です。

登記簿の確認をしておこう

売却する前に売り主を確定しなくてはなりません。中には、祖父母の代から名義変更をしていないケースもありますので早めに手続きの準備をしておくと良いでしょう。

庭の雑草の処理

空き家を少しでも高く売るためには家の状態を良くしておくことが大切です。その一つとして庭の整頓です。

リフォームやリノベーションをして、内部を綺麗にするにはかなりのお金がかかります。しかし庭の雑草を除去するだけで、高く売れる可能性が出るのです。

少しの手間で見学に来る人の第一印象が大きく変わりますので、お金をかけずに物件価値を上げる重要なポイントです。

査定時に評価が下がる家は?

空き家を少しでも早く売却する準備は出来ましたが、残念なことに査定時に評価が下がってしまう家があります。具体的にはどんな家なのかご紹介したいと思います。

① 築年数10年建った家

築年数10年経ってしまうと建物の価値はゼロになってしまいます。

② 敷地面積が広すぎる、狭すぎる

戸建て住宅の場合は土地面積が売却時に大きく影響を与えます。都心部であれば狭小住宅も少なくないので買い手が付く場合もあります。

しかし広すぎる場合は、なかなか買い手が付きません。それを考慮して査定額が下がってしまうのです。

③ 増築や改築を繰り返している

古い家を売却する際、個人の大工さんに増改築を依頼して増改築を繰り返していた場合
建築基準法に基づいた建築をしていない場合があります。

その場合違法建築と見なされてしまい、買い主が住宅ローンを組めない可能性があります。そんな場合は査定額が下がります。

④ 道路と敷地が接していない家

現在では道に面していない住宅はありませんが、古い家の場合はこのようなケースがあります。このような場合売却には問題ありませんが、買い手が付きづらくなり査定額が大幅に減少します。

全て回避することが不可能なため、状況把握するためにも早めに専門家に相談すべきでしょう。

売却するときの注意点

売却する上での注意点がわかったところで売却する際の重要なポイントをお伝えしたいと思います。それは売却する際には複数社から査定することです。

現在空き家が増え続け、売却はかなり厳しい状況になっています。しかし不動産の販売能力によって、売却の金額には大幅に違いが出ているのが現状です。

複数社に査定依頼する場合には、大手の不動産と地元密着型の不動産を含めた複数社に依頼をして信頼できる会社を選ぶ事が重要になってきます。

売却物件が遠方だと、余計現地に行くことが難しくなるために、より仲介業者との信頼関係が重要になってくるのです。

お勧めは、こちらの不動産一括査定サイトなら大手や地域密着型の業者も登録されていますので、売却に強い業者が必ず見つかります。

少しでも高く売るためのポイント

とにかく自分が中古物件を購入する立場になって考えることが大切です。

・内部の清掃をしっかりと行う
・室内の荷物はない状態にする
・庭も綺麗な状態にしておく

物件に関しては上記の点を気にして、少しでも高く販売出来るようにしましょう

まとめ

年々空き家物件は増え続け、2030年には3棟に1棟は空き家になってしまうと言われています。思い入れのある実家や住宅を売却するのに躊躇してしまう人が多いために空き家が増え続けています。

しかし空き家が増えることで様々なリスクを背負う事になってしまうので、利用予定のない住宅はなるべく早く売却準備に入るべきなのです。

中古マンションの販売件数が、新築マンションの販売件数を上回ったというニュースを聞く一方、空き家が増え続けてしまうという結果も出ていることから、今後の住宅事情に目が離せなくなることでしょう。

サブコンテンツ

このページの先頭へ